今年もいつものように季節がめぐって
私の中から消えていく、影。
その影にずっと溺れていたのに
悲しいのは…何故？
永遠にとらわれすぎた私達。
気付けばもう時は過ぎて
枯れ葉のようにちっていく。
トキハモウモドラナイ？
もう私達は戻れない。
そんな簡単にあきらめないでよ
夢を見すぎるのもいい加減にして
どうせは枯れていくのに
消え去っていくのに
人に流されるままどこへ行こう
どこに流されて行こう
心は泣いているのに
私はなんで大声をあげて泣けないんだろう
心は叫んでいるのに
私はなんで大声をあげて叫べないんだろう
──…もう最後だよ
こんな思いをするなんて…──
なんであなたは
いつもいつも笑ってるの？
なんで？どうして？
…一つ知っているよ
あなたの周りは
いつも笑顔であふれかえっている
そう あなただけにしかできないこと
あったかいんだね……
気付けば ほら
すぐそこにいる
あったかくて、フワフワしてて
すぐ眠ってしまう
…目が覚めたら
すぐそこにみんながいる
そして私はみんなと
かけがえのない人達と
一緒に笑おう
──明日のことを想って
今日「またね」と言ったとき
小さいけれど確かな風が、すぎていった
今度はいつ会えるのかなぁ
またみんなと会える時
あの風は、また同じように
すぎていくのかなぁ
――今、私の前をすぎた風は
いつみんなにあたっていくのかな？
離れていても、時をかけて…
また、会おうね。
写真たてのなかでは
あの幸せな想いがそのまま
笑顔と共に残っている。
二度とあることのない、あのころ。
心の中に優しく響いた口笛と
あのころの想いを
私は、忘れないだろう。
昨日はムダになんかならないから
目の前を見つめて歩いていこう
でも、忘れはしない
あの時のひとつひとつを
さぁ見えることのない扉を
開けるために歩いて行こう
うれしい、たのしい、そんな日にしよう
この地球（ほし）に僕らは生まれて
何かを求めて探し続ける
最近、日差しが暖かくなってきたね
風はまだ冷たいけど…
春の足音が聞こえてきたよ
ほら耳をすませば
聞こえてくる――
生命の息吹が
風の音が…